"その最大の要因はアラブの春で、これまで原理主義を厳しく取り締まってきたリビアとチュニジアの独裁政権が倒され、その後に未だに力の空白が残り、広大なサハラ砂漠地帯がテロリストや無法者にとって自由に行動できる..."
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その最大の要因はアラブの春で、これまで原理主義を厳しく取り締まってきたリビアとチュニジアの独裁政権が倒され、その後に未だに力の空白が残り、広大なサハラ砂漠地帯がテロリストや無法者にとって自由に行動できる地域になったことだと思います。
カッダーフィが健在の頃には、その国境付近でこれだけのテロが起こることは想像できませんでした。
又チュニジアのベンアリも他の総ての政策が間違っていたとしても、テロを厳しく抑え込んだと言うことで、アルジェリアの無法状態とよく比較されたものでした。
そこにリビア政府の武器庫からの近代兵器が大量に流出したのですから、テロリストにとっては極めて好都合な環境ができたということだと思います。
それと、現在も進行中のマリでの対テロ戦争に象徴される、サヘル地帯の諸国の、政治的、社会的弱体化とイスラム過激派勢力の伸長があげられるが、イスラム過激派の行動はアルジェリアのすぐ南にとどまらず、ナイジェリア等にまで及んでいます。
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アルジェリアテロ事件の背景。テロが活発になったのは「アラブの春」で「民主化」されたためだという皮肉。「アルピニスト」野口健氏の父である元中東専門の外交官(現在京大教授)のご意見。
自由化や民主化をその地域の来歴を無視して導入できるほど、世の中は単純でないんだな…。
(via kashino)
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