"アップルは1980年代後半に「ダブルアイリッシュ(Double..."

アップルは1980年代後半に「ダブルアイリッシュ(Double Irish)」という税スキームを開発した。これは、企業の利益を世界中のタックスヘイブンに移転できる仕組に使われる。具体的には、カリフォルニアで開発した特許のローヤルティー収入をアイルランドに移転させるところから始まる。ダブルとあるが、もうひとつ子会社を置くことで、カリブの非課税の会社に他の利益を移している。 さらに、アイルランドが他の欧州諸国と結んだ条約の関係で、一部利益もオランダを挟めば非課税にできることを利用している。「ダッチ・サンドウィッチ」

またアップルは、ネバダ州 リノに従業員数名の小さなオフィスを置くことで、企業の収益をこの地域から投資に回すことで、収益の一部にかかる州の法人税を回避している。カリフォルニアの法人税率は8.84%に対し、ネバダ州はゼロである。 さらにアイルランド、オランダ、ルクセンブルク、ヴァージニア諸島といった場所に子会社を設立し節税をしている。

やはり税法は工業化の時代につくられその延長でしか無いことから、デジタル時代のIT業界には税法の抜け道が沢山あるのだ。



- MBA経営戦略入門: ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチ(Double Irish With a Dutch Sandwich) (via otsune)
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